最適厨房研究会
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活動内容の報告 2005年度
 
概要と目次
総会
設立総会
企画委員会
第1回企画委員会
外食研究部会
第1回外食研究部会
第2回外食研究部会
第3回外食研究部会
第4回外食研究部会
第5回外食研究部会
第6回外食研究部会
第7回外食研究部会
給食研究部会
第1回給食研究部会
第2回給食研究部会
第3回給食研究部会
第4回給食研究部会
第5回給食研究部会
第6回給食研究部会
セミナー・見学会
「コンラッド東京」厨房見学会
豪州厨房調査団報告(前半)
11/1情報提供セミナー概要
HACCPを遵守した給食施設見学
豪州厨房調査団報告(後半)
最適厨房研究会「豪州厨房調査団」報告【後半】
(4) 調理オペレーション
 

T/T管理を自動で行うシステムが実用化されていた。ホットキッチンには、大型のケトル、スチームコンベクションオーブン、フライヤー、グリドル、コンロが部屋の中央の排気フード下に集められ、部屋の周囲は基本的に盛り付けなどの作業スペースに当てられていた。ケトル、スチームコンベクションオーブンにはそれぞれ調理加熱温度とその時間を記録する装置が接続されており、5年前の設備ですでにT/T管理を自動で行うシステムが実用化されていた。

 

シェフ一人ひとりには、自分のシフトが毎日渡され、自分が調理するメニューのバーコードが付いている。コンピューターにバーコードを当てると、調理のプロセスが画面に映し出され、それを印刷して使用するようになっている。(茹でる温度と時間、冷ます時間など、細かく指示されている。)これにより、提供する食事の味が一定し、効率もオペレーションすることができるようになったそうである。この調理オペレーションはプランフォーマットと呼ばれ、オペレーション部門では、担当シェフ、調理開始時間、終了時間、使用器具などを時間ごとに把握することが出来る。

クックチルシステムは、基本的に大型のタンプルチラーで急速冷却。ここでのクックチルシステムは、基本的に大型のタンプルチラーによるもので、能力としては、15分間に400リットルのソースを85°C→4°Cまで急速冷却できるということであった。ビニール袋づめされたソースなどを、ベルトコンベアで冷却槽の中に入れる様は、ホテルのものとは思えず、まるで食品工場のようであった。タンプルチラに使用される水は再利用されている。再利用することによって、これまでバクテリアなどの発生はないとのことであった。

   

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