● 研究テーマの選定について(意見交換) |
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企画委員会で決定された「衛生管理」をキーワードに、「日常業務のなかで見聞きした衛生管理に関する誤解や、お客様の勘違いなどの事例を発表する」という事前課題が出された。 |
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当日の課題報告では、用語に対する誤解がエンドユーザーだけではなく、設計事務所やゼネコン関係者のなかでも氾濫している現状が明かされた。 |
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例/「ドライ厨房」を水を一切まかない厨房だと誤解し、排水ルートを確保しない設計がなされている。コンサルティング会社に「HACCPをください」と言ってくるユーザーがいる。HACCPの実現=厨房室内に細かな仕切りを数多く設置する設計と誤解し、作業動線が困難になった給食設備がある。等々 |
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こうした報告をうけ、広範にわたる「衛生管理」について研究ポイントの整理を行った。 |
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● 研究方法について(意見交換) |
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研究成果を発信する対象は「設計事務所をはじめとした設計者」とするが、先々は行政に向けた発信も行っていく。 |
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研究分野を2つに分け、それぞれのチームで研究活動を進める。給食研究部会は今期末までに3回程度開催する。 |
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研究の内容によっては、外部への委託研究も検討する。 |
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● 決定事項 |
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作業環境指針を研究するチームを新設する。(厨房内の温熱環境の指針など) |
(2) |
国内外の衛生管理に関する法規制について研究するチームを新設する。 |
(3) |
6月20日までに、各チームより具体的研究内容と方法を部会長宛に報告する。また6月末までに、各会員は見学会候補を提出する。 |
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● 事務局所感 |
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業界で長年活躍されている会員の方々が、普段感じておられる「厨房に関してのさまざまな思い」を会社の垣根を越え、同じ仕事を選んだ者同士としてこの研究部会でぶつけていただければと思います。 |
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その結果、研究会自体の目的である「わが国における業務用厨房のレベルアップ」(ステータスアップ)にも近づいて行けるのではないかと、会議当日の皆さんの討議を伺いながら感じました。 |
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