コストを抑えるため、ホテルに運ばれる野菜は、事前に皮むきやポーションに加工されたものをビニール袋に密封されたものが多い。肉はかたまりを購入し、ホテルで機械を使用して2〜3人のスタッフにより解体される。この方法により、コストが抑えられ、充実した収納を活用し、無駄が減少された。
すべての食材は、受け入れ時に全ての食物に黄色のシールが貼られ、日時と購入先が記載されている。受け入れ後、各食材には使用する曜日別のカラーシールが貼付され、冷蔵、もしくは冷凍の保存庫に収納される。食材は必ず指定された曜日に使用され、余った食材は他の曜日に使用されることは一切ない。
食材保管庫とその搬送廊下で構成される汚染区域と調理を行う非汚染区域の間には、搬送するカートごと洗浄できるスペースが設けられ、食材搬入時には、カートごとシャワー洗浄を行った後、非汚染区域に搬入される。肉類などはあらかじめカットした状態でビニール袋に密封されているのはそのためである。特に、野菜や果物などを梱包している段ボール箱はもっとも害虫や雑菌を持ち込みやすい物(汚染物)とされており、食品は受け入れ保管庫ですべて段ボールから出され、それより中に段ボールが持ち込まれないように厳しい管理を行っている。 |