(5)Techstaurant/テクノロジーレストラン(先進の技術を使ったレストラン)
消費者は先進の技術を手に入れることにより、新しい選択権を得て食生活を快適にする。効率的な外食企業は顧客満足と利益の確保を実現するために、店頭のシステムと顧客に見えない位置で貢献するシステムの両方を厳密に構築している。そのために、自動故障診断装置を備えた調理機器と、オンラインでコントロールが可能な調理機器を使い、365日24時間稼動を可能にしている。それらの内容は以下である。
- スコッツマン・プロディジー・製氷機とフライマスター・プロテクター・フライヤーは性能に問題があるかどうかを自動に自己診断できる機能を備え、問題が発生したら警報を出すようにしている。
- クリーブランドのスチームコンベクションオーブンのコンボサーモは自動洗浄機能を備えている。
- 先進の制御機能を備え総合的に使用エネルギーを節約できるようにしている。
テクノロジーレストランとは簡単に言うと調理を高速化しながらも、低コスト、低メンテナンスを実現したものである。
例えば、マクドナルドのドライブスルーの売上比率は全世界で70%、米国では80%と高くなっており、ドライブスルーにおける提供時間を6秒の短縮することはマクドナルド社の売上げを1%押し上げることになる。そのためにコンピュータによる注文自動受付や、厳格な衛生管理(HACCP)を可能にする温度管理とメンテナンス・システム等を開発している。
管理という意味ではスコッツマンのプロディジーは電話で製氷工程を止めることができる。この目的はリースで購入した顧客がリース代金の支払いを滞らせた際に、リース会社が電話回線で製氷機の作動を止めるためである。2007年のNRAショーでは6つのKI(キッチンイノベーション)の表彰を受けた。 |