最適厨房研究会
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活動内容の報告 2007年度
 
概要と目次
総会
2007年度総会
外食研究部会
第1回外食研究部会
給食研究部会
第1回給食研究部会
第2回給食研究部会
第3回給食研究部会
セミナー・見学会
2007年度施設見学会
欧州厨房調査団報告
(第2回)
海外研修会報告
米国厨房視察団報告
(第1回)
外食研究部会施設見学会(ザ・ペニンシュラホテル東京)
給食研究部会施設見学会(涼風園)
最適厨房研究会 内容報告会
最適厨房研究会「海外研修会」報告
 
■見学先:
Halton Manufacturing Sdn Bhd, Shangri-La Hotel, Kuala Lumpur
Hilton Kuala Lumpur, Le Meridien Kuala Lumpur, One World Hotel
■報告者: 株式会社井之上事務所 社長 鈴木茂
 
ハルトン社マレーシア工場

Halton Manufacturing Sdn Bhd社について

ハルトン社はフィンランドの排気フードの製作メーカーである。昨年、ドイツの天井フードでわが国でも馴染みが深いウィンボック社と合併した、欧州では最大、世界でも有数の排気フードメーカーである。

特に厨房内の環境(ここでは温度、湿度とオイルミストを意味する)に配慮したキャプチャージェットが有名であり、このシステムは欧州ばかりでなく、広くアジアを含む世界中のホテル、レストラン、給食施設、およびエアーケータリング等の施設で使われている。ドイツのDIN規格をはじめ多くの欧州の厨房排気に関する規格はハルトン社とウィンボック社によって作られてきたことを考えると、この度の両社の合併の影響が業界に与えるインパクトがいかに大きかったかがうかがい知れる。

 

ハルトン社のマレーシア工場はクアラルンプールの中心部から車で40分くらいのクラン港近くに位置し、約500坪ほどの、日本で言えば町工場に毛が生えた程度であるが、西は中近東から東は中国、日本までの広範囲にわたり製品を供給している。責任者のRudolf Kitzbichler氏はオーストリア出身で、ウィンボック社との合併以前にはウィンボック社の海外セールスの責任者であった。

非常に明るく、30代とは思えない外人特有の押せ押せの性格である。初対面の人に対しても臆するところがなく、さすが元アイスホッケーの選手であり、日本で言えばバリバリの体育会系といった感じである。国境とか国の習慣とかをまったく気にせずビジネスをやる!という姿勢は、われわれ島国育ちの日本人も見習わなければとつくづく感心させられる。

 
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