ヒートラインの下部にはオーブンはなく、オーブンの仕事は主にコンビオーブンが担当する。コンロの五徳は軽量のステンレス製で、清掃性の良いシンプルなつくりになっている。
ケトルは専用の腰壁に取り付けて4本脚のない仕様、いわゆるウォールマウント式。建築の躯体にアンカーボルトを取り付けて施工する。以前にこの施工を担当したが、事前に建築側との綿密な打合せが必要であり、非常に面倒であった記憶がある。当時としては床面の清掃性向上のための施工方法だったであろうが、壁面と機器の接触部分の清掃が非常に困難であるため、現在ではUDS方式を採用することが非常に好ましく思える。機器は大変古そうであるが、手入れが行き届いており、清潔感がある。 |