最適厨房研究会
HOME最適厨房研究会とは活動内容の報告研究成果の発表会員からの情報発信
HOME > 活動内容の報告〈2006年度〉(概要と目次)> 最適厨房研究会「タイ・バンコク視察」報告4/4
活動内容の報告 2006年度
 
概要と目次
総会
2006年度総会
外食研究部会
第1回外食研究部会
第1回合同リーダー会議
給食研究部会
第1回合同リーダー会議
セミナー・見学会
秋葉原UDX/東京ガス
横浜管理用地食堂施設見学
11/18情報提供セミナー報告
タイ/バンコク海外研修会報告
欧州厨房調査団報告(第1回)
最適厨房研究会「タイ・バンコク視察」報告
 
The Dusit Thani(デュシタニホテル)の厨房
 

■見学先:The Dusit Thani
■報告者:NRTシステム株式会社 代表取締役 成田 洋

今回のツアーの最終目的として、我々が宿泊したデュシタニホテルの厨房を見学。スケジュールの関係上、見学時には営業が始まっていたので、厨房内に入ることはできなかったが、総料理長と日本のホテルで9年間勤めたPastryChefに案内をしていただいた。
営業施設は、タイ料理店、イタリアン料理店、ステーキハウス、フランス料理店、和食店があり、今回は和食を除く4店の厨房を見せていただいた。

左:タイ料理のヒートライン 右:フランス料理店の厨房
 
タイ料理店はオープンキッチンで、カウンターに平行する中華レンジを想像する加熱ラインで調理をしている。壁面はデザインタイルが貼られ、施設の古さを感じさせないきれいな厨房だった。
生魚水槽のあるフランス料理店 トップレストランのフランス料理店内には、活魚水槽があり、大きく広い客席に座ると3面の窓から市内を見渡せる。
加熱調理の熱源はガスを使っていた。いずれの厨房も客席スペースと比べて、大変狭く感じた。施設が古い割にはきれいに使われており、特に床は濡れておらず、ごみも全く落ちていなかった。背広を着たまま寝転がっても良い感じだ。床排水はなく、清掃はモップで拭いていると言うことだった。
 
フード内、横巾いっぱいのグリースフィルター 作業環境、特に温熱環境はどこの厨房も涼しく、すばらしい施設だ。そのような環境を作れるのは、細かく配慮された排気設備によるものと思われる。フードは一般的なフードだが、グリースフィルターはフードの横幅一杯に付いていた。そのためまんべんなく排気を取ることができ、(日本ではVチャンバーにフィルターが付くために、フードの端の部分は排気できない)吸気は冷房処理されたエアーがフード前面から吹いていた。その結果、心地良い風が調理人を包み込むような、エアーカーテン効果が生じ快適な厨房になっていた。
 
戻る 4/4  
 
ページの上部へ戻る