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(2)ユニークな企画 開催期間中は開場が午後の2時で、終了はなんと午後9時である。理由はコンテストで各国のチームの調理した食品を夕食に食べることが出来るように企画されているためで、ビジターはむしろこのイベントに楽しみがあるようであった。従って前回優勝したチームや上位入賞チームの夕食の予約はプレミアム付きとなる。
(3)ワールドカップコンテスト コンテストは、ホテルレストラン部門、陸軍給食部門・ジュニアシェフ部門に分かれて行われ、それぞれの部門で各国から選抜された精鋭のチームが一堂に会し、コンテスト会場は緊張感が一杯であった。 陸軍給食部門のコンテストのコーナーには移動式の調理機器(調理機材車)が設置されていた。我々民間人は、日ごろ眼にすることが無い調理機器である。実際の演習は郊外で行うので、燃料にはプロパンガスか灯油を使用するとのことであった。しかし、最近では、クックチルシステムによる再加熱調理が多くなっていると、ほとんどの国の参加者が言っていた。 コンテスト用の仮設調理コーナーは6ヵ所設置されており、すべての調理工程を来場者は見ることが出来るようになっていた。審査の方法については調理工程における衛生状態も対象になるため、コンテストの審査では数人の衛生専門の審査員が実に丁寧に各国チームの調理状況のチェックを行っていた。食材ごとのまな板の取り扱いなどについては、ほとんどの国が色別のまな板を使用していた。各国共に、調理の工程中にまな板・ボウル・攪拌機器・食材を載せるトレイなどの備品を洗う専任者を配していた。
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