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最適厨房研究会「米国厨房調査団」報告

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CAMBRO社工場見学 11月17日(水)訪問/執筆者:鈴木茂

CAMBRO社はビルとアーガイル・キャンベルの兄弟によって1951年に創業され、カムトレーの発明によって一躍世界企業になった会社である。はじめて食器洗浄機にかけられるトレーを開発し、その後有名なノンスリップトレー、ポリカーボ製の食器など、次々にヒット商品を開発販売してきたFBに特化した樹脂製品の会社である。

2011年発売の新商品のプレゼン後、実際に組み立てを体験した。プレゼンをするArgyle Campbell氏と翻訳解説する鈴木茂氏

年商は日本円にして300億円、本社は今回視察したカリフォルニア州のハンティントンビーチであり、加えてハンティントンビーチに工場が1ヵ所、その他物流センターが1ヵ所ある。工場は中国とトルコにもあり、主にトレーとフードパンを製作している。今回はローティティング製品の工場の見学であったが、たまたま、CABROの2011年発売のエレメントシェルフを市場に発表する前に、私たちの視察団に創業者の一人アーガイル・キャンベルが自らプレゼンを行ってくれ、大変感激した次第である。

パンフレットも我々日本人向けに力士の写真を入れたものを準備し、野球の松井選手が所属するLAエンジェルスのTシャツをプレゼントとして用意されていた。また、視察を打診した時にLAでの滞在ホテルおよび視察者の氏名を聞かれ、移動距離と人数の確認かなと思っていたところ、視察者全員の部屋にカリフォルニアワインが届けてあり、CAMBROのマーケティングの素晴らしさに感激し、日本も夜の接待だけでなく別の手法のマーケティングを見習うべきと痛感した。

工場自体はさほど感激するものではなかったが、そのマーケティングの巧みさとプレゼンの素晴らしさ、そして極めつけは創業者のアーガイル・キャンベルが私たちのバスに手を振って見送ってくれたことではなかろうか。

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