最適厨房研究会
HOME最適厨房研究会とは活動内容の報告研究成果の発表会員からの情報発信
HOME > 活動内容の報告〈2012年度〉(概要と目次) > 海外視察報告
活動内容の報告 2012年度
 
概要と目次
総会
2012年度総会
外食研究部会
給食研究部会
病院WG/学校WGの発足
セミナー・見学会
施設見学会報告
海外視察報告

活動内容の報告<2012年度> 最適厨房研究会「欧州厨房調査団」報告

ミュンヘン市内観光 病院「LANDESKRANKENHAUS FELDKIRCH」視察 エルクトロラクス(タルマ)工場視察 ハルトン工場および実験施設 セントラルキッチン「Caisse des ecoles Paris 20eme」見学

エルクトロラクス(タルマ)工場視察→ライン滝 10月22日〜23日

当日はイタリアからKeith McLoughlin社長も参加していただき、情報交換を行った。「タルマの工場は海の熱をヒートパイプで回収して利用など再生可能エネルギーを積極的に使用し、環境に配慮した工場となっている。製品を作るだけでなく、作る工程も試している。設備を見て、皆さんの考えを聞かせて欲しい。日本は世界で二番目に魅了的で、競合の多い市場である。リアクションを多いに期待している。本日は調理デモも準備しているので、是非楽しんでほしい」(Keith McLoughlin社長)。東京ガス村木副社長からは日本の厨房の枠にとどまらず、スマートエネルギーネットワークなど、エネルギー事情に関して有意義な情報交換がなされた。

タルマの工場は、スイスの地場の工場を買収し、今年リニューアルした。キッチンのブランド名は残している。今回上原氏も初めて見学するとのことだった。工場には100名の従業員がおり、加熱機器全般を製造している。自動化も進めている工場となっている。

MOLTENIはすべてハンドメイドの製品でありアッパーミドルグレードの機器となっている。お客様の要求に合わせて、特注対応も柔軟にできる。それぞれの機器はユニットになっており、ユニットを連結して一体の天板を組み合わせている。最近はガスの機器も復活してきており、需要が多くなってきている。電気とガスは大体半々位となっている。

【左】エレクトロラクス工場の外観
【右】エレクトロラクス社長と調査団が情報交換を行う様子
【写真クリックで拡大】

【調理デモ】展示場の調理スタッフから、グレージングパンのデモが行われた。本機種は30カ国に対応しており、日本語に設定してからデモが行われた。グレーチングパンは様々な調理に対応する万能調理器であり、加圧することで調理時間を50パーセント短縮することができる。グレージングパンは調理面を二つの面に分けてそれぞれ温度を制御できる。今回は、リゾットの調理デモを行った。通常は60分程度かかるがグレーチングパンで調理することで、10分程度でリゾットが完成した。

機器の表面温度は触っても冷たく、実際に調理中バターを乗せていたが、溶けなかった。圧力をかけたあとのスチームは、水で冷やして下から排水するため、蓋を開けたときに室内に拡散する水蒸気量は少なかった。

調理デモ室の天井にはハルトン社製ではない換気天井システムが組み込まれていた。ヨーロッパには3〜4社の換気天井システムを取り扱っているメーカーがあるとのことだった。(町井氏談)

【左】グレーチングパンの特徴を説明するエレクトロラクス調理スタッフ
【中】バターを乗せて調理をする様子
【右】調理デモの様子
【写真クリックで拡大】

【工場見学】22種類のステンレスが入ってきており、レーザーカットマシーンにより9mmまでカットできる。その他、バリ取り機やパンチングマシーン、曲げ加工の機械、溶接ロボット、研磨機器など、作業はほとんど最新の加工機器より行われており、新しい優れた加工機械が入っている。他の工場と比較しタルマの工場は小さく、4000台生産している。(エレクトロラクス全体で5万台程度)。注文から発送するまで1ヶ月程度かかる。部品の管理などは「看板方式」を採用していた。

工場内に人は少なく、加工機器の前には基本一人ずつ作業者がおり、加工作業している。それぞれの機械が大きいので、作業者が少ないように感じた。一つ一つの部品を丁寧に研磨するなどして仕上げていて、手間がかかっている。曲げは0.3°Cの高い精度で加工することができる。

それぞれの材料が完成すると組み立て作業になる。組み立てはほとんど手作業となり、一つひとつ人が微調整しながら組み立てていた。注文してから生産するので、在庫は持たないとのことだった。

それぞれの厨房機器は、ユニットで連結できるようになっているが、天板は一体となっており、一本のきれいなラインを出すのがとても難しく、技術を要する作業だった。世界各国に輸出しているため、22種類のガス種で試験し、出荷できるようになっている。大きな機器になると、ヘリコプターで出荷することもあるとのことだった。

これだけ大きなもののラインを綺麗に出すのはとても難しい。見た目よりも清掃生や頑丈性を大事にしている。表示部についてもフラットにしている。アメリカやヨーロッパでは調理者と掃除する人が異なり、清掃員は扉に乗りながら清掃をおこなったりする。そのため扉には120キロの耐久性がある。扉に大男が乗っても問題ない仕様となっている。材料も316を使用しており、質感がとても良い。(鈴木氏談)

【左】Electroluxキッチンユニット 【中・右】MOLTENI
【写真クリックで拡大】

ライン滝とシャウハイゼン 10月23日

シャウハイゼンにてライン滝やムノート城塞を見学した。ライン滝は高さが23mと低いが幅が150mあるヨーロッパ最大の滝。シャウハイゼンの町並みは中世の建築物がそのまま残されており、周囲の山並みと調和してとても幻想的だった。

【左】ライン滝 【右】シャウハイゼンの町並み
【写真クリックで拡大】

ミュンヘン市内観光
病院「LANDESKRANKENHAUS FELDKIRCH」視察
→ エルクトロラクス(タルマ)工場視察
ハルトン工場および実験施設
セントラルキッチン「Caisse des ecoles Paris 20eme」見学
 
ページの上部へ戻る