最適厨房研究会
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活動内容の報告 2007年度
 
概要と目次
総会
2007年度総会
外食研究部会
第1回外食研究部会
給食研究部会
第1回給食研究部会
第2回給食研究部会
第3回給食研究部会
セミナー・見学会
2007年度施設見学会
欧州厨房調査団報告
(第2回)
海外研修会報告
米国厨房視察団報告
(第1回)
外食研究部会施設見学会(ザ・ペニンシュラホテル東京)
給食研究部会施設見学会(涼風園)
最適厨房研究会 内容報告会
最適厨房研究会「欧州厨房調査団」報告【第2回】
 

(6)従業員食堂の見学
従業員食堂は、現在平均800人ほどが喫食している。食堂のキッチン内部はガラス張りで内部を見渡すことができる。これは見学者や、また工場の作業員が自分たちの製造した製品がどのように使用されているのかを毎日見ることができるようにすること、設計者が自社製品の使い勝手の様子が見ることができるようにすることが目的である。多くの工場作業員は、自分たちの製品がどのように使用されているのか見る機会がほとんどないのが通常であるため、社員のモラルの向上のためにも必要なこととして採用されている。

また、新製品の開発とテストのために、毎日の作業の工程による検証も行われている。我々の訪問時には近々販売する予定のスチームコンベクションオーブンと電子レンジのコンビネーションの機器がテストされていた。

上)従業員食堂厨房。 右)テスト機。
 

(7)スチームコンベクションオーブンの工場見学
今回は訪問者のために、特別な配慮でスチームコンベクションオーブンの工場を見学させていただいた。世界市場に提供するためには、異なった電圧やサイクル、ガス圧の多様さなど日本とはまた違った煩雑な製品管理が必要となるが、この工場では、部品の在庫の管理、組立作業の責任分担などトヨタ方式(カンバン方式)が製造工程に採用されていた。これにより、カンバン方式の採用で、従来に比べて工程の合理化が図られ、大幅なコスト削減が実現されたことを説明では強く強調していた。

工事用内の清潔さと行き届いた整理整頓、優れた空調と採光・照明のあり方など、ISO認定工場がどのようなものであるのか体験できたことは、極めて有意義であった。

 
ショールームでの記念写真。昼食時に、Di Bari副社長より、「今後、皆様とはビジネスパートナーとなる方もあるかもしれません。あるいは競合先として市場でお互いに厳しい競争相手として戦うことがあることもありましょう。しかし、どのようなことがあろうとも、尊敬と敬意を込めた友人としてお付き合いをしていただくことを希望いたします」というメッセージをいただいた。
 
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